帯状疱疹ワクチン
- 2024年4月7日
- 一般内科
帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
加齢などで免疫機能が低下していると発症しやすくなります。
体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に赤い発疹が出てきます。痛みは夜も眠れないほど激しい場合もあります。多くの場合は外来治療になりますが、状態によっては入院下で点滴治療となります。皮膚の症状が治った後も、痛みが残ることがあり、3カ月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛と呼びます。
発症しやすい人は?
発症率は、50歳代から高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています1)。
癌や自己免疫疾患、糖尿病、椎間板ヘルニア、腎不全、関節リウマチ、高血圧などの基礎疾患がある人では、帯状疱疹発症の可能性が1.8~8.4倍高くなるという報告があります2)。
1)Shiraki K.,Toyama N. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), 0fx007,2017
2) Hata A. et al.: Infection. 39(6), 537-544, 2011
帯状疱疹ワクチンの発症予防効果
生ワクチン(水痘ワクチン) 1回接種 50-60%の予防効果
不活化ワクチン 2回接種 95%程度の予防効果
自治体による助成開始
令和5年より練馬区では助成が行われています。
生ワクチンの助成4000円 (当院の価格は7500円なので、自己負担は3500円となります)
不活化ワクチンの助成1回あたり11000円(当院の価格は22000円なので、自己負担は11000円×2回となります)
当院ではお電話での予約、web予約ともに受け付けております。